9月5〜6日 ブルノ滞在


 EC171で14:17にブルノへ到着した。新しい町へ来てまずすることは誰でも同じだと思うが,僕も同じようにホテル探しから始めた。日本から持っていったガイドブック頼りに,西へ東へとウロウロする。

 海外旅行に来て事実上今回が初めてのホテル探しである。まず,ガイドブックに書いてあったHOTEL U Ja-kubaへ行った。あいにくシングルはなくダブルならあるとのこと。シャワー無し,素泊まりで750kcだという。
 安いので,まー別に構わないから泊めてくれというと,「本当に良いの?ダブルだからって女の子連れ込んじゃだめよ!」などとおばちゃんに茶化されてしまう(おばちゃんは英語が話せる)。
 愛想笑いをしながらさらに泊めてくれと言うと,「ダブルなら空きがいくつかあるから,悪いこと言わないから,回りのホテルを見てきてから決めたら?」とおばちゃんはとても親切。
 そう言われると,「ああ,そーだねー。」と取りあえず聞いてしまうのが日本人というものか。言われた通りにまたホテル探しを始めてしまうのである。(^^ヾ

 しかし,ホテルはどこも一杯で,少しお高そうなホテルにも行ってみたが部屋は無いとのこと。ありゃりゃーである。

 そうそう,こんな時はインフォーメーションセンターへ行くのが一番だ!と,駅前に在ったインフォメーションセンターへいそいそと足を運ぶのである。

 さて,読者の皆さんは覚えているだろうか?僕はドイツで膝を痛めているのである。2〜30分も歩くともう足が動かなくなる状態なのだ。そんな訳で,インフォメーションセンターへ着く頃には,もう何処でもいいから空いてるホテルで休ましてくれー!ってな状態だった。(そんなことなら,最初のホテルで泊まっとけば良かったろーに。とお思いでしょう?僕もそう思います(^_^;)。)


 そんなこんなで紹介されたのがslovanという割とお高いホテル。一泊1290kcである。ゲゲッ!高い。まー,朝食込みだし,シャワーも付いてるから良いか,とそこに決める。もう一つホテルを紹介されたのだが,そこはなんと先程,インフォメーションセンターに着く前に断られたホテルだったのだ。ジーンズにベスト,肩掛けバックに汗ダラダラの疲れた顔をした東洋人は敬遠されたみたいだ。とても憤慨したこと第1号である。

 slovanに行ってチェックインをする。最初レセプションで「予約してるんだけど。」というと,マジマジと見られた上,ホントかね?!って顔でなかなか手続をしてくれない。さっきのホテルといい,よっぽど汚く見えるのかなー?!と思いながらバウチャーを出したら,やっと信用してくれた。
 ここのホテルはレセプションとキーカウンターが分かれている。受付は綺麗なお姉さんがいっぱい。東洋人は珍しいらしく,顔を覚えられたのか,2,3回行ったら何も言わなくてもキーをくれるようになった。

 ホテルの中は写真の様な感じである。テレビと電話とラジオがある。このラジオがなかなかどうして風流を感じさせてくれる?!
 パネルの前面には,NETZ, TA-TB,MW, KW, UKWと書いてあるのだが,なんのことだかよく分からない。電波事情だって,そりゃー日本と違うわなー,と一人で納得してみたりする。聞いてみたけど,チェコ語が分からない僕には無用な物らしい。


 さて,しばし休んだ後,夕食を求めて自由広場をウロウロする。美味しそうなレストランはいっぱいあったが何処も満員状態。一人だとなかなか席が無い。カウンターは空いているみたいだけれど,言葉の壁も見え隠れしているのでなかなかカウンターにつく勇気も無い。
 そんな訳で,ブルノ第1日目の夕食は,マクドナルドだった。・・・情けない。「こんな事じゃいかーん!明日はきっとチェコのレストランで夕食をとるぞー!」っとマクドナルドで決意するのである(ちょっと大げさ)。

 チェコのマックは,ハンバーガーの大きさも内装もほとんど日本と一緒。「御一緒にポテトはいかがですか?!」とは聞かれなかったけど・・・。ビックマックのセットが65kc。意外とこちらでは高価な物らしい。子供にだけ食べさせて,自分は飲み物だけ飲んでいる(あるいは見ている)お父さんがあちこちにいる。少し申し訳ないような気になる。・・・たまたま出くわしただけなのかもしれないが・・・。

 ホテルへ帰る前に何でも屋さんみたいな所へ寄って,水とチョコレートを買ってみた。水が12.90kc,チョコレートが15.90kcだった。チョコレートにしても,アメリカ製などはかなり高い,東南アジア,ポーランドなどからのが比較的安いようだ。


 6日はブルノをブラブラ歩いてみた。8:00にはホテルを出て,目指すは聖ヤコブ教会。途中にもトーマス教会があったのだが,こちらはミサの真っ最中で入り口には人があふれていた。何となく入りづらかったので通過し,聖ヤコブ教会へと向かう。・・・でも,こちらもミサの真っ最中。
 しかし,ガイドブックにこちらの十字架聖像は必見!と書いてあったので,気後れよりも好奇心が勝って中へ入ることにした。

 無信仰の日本人旅行者としては,何をやって良いのかよく分からない。観光客も意外と沢山いたが,彼らもキリシタンの様だ。聖水を手に付け十字を切っていた。・・・うーん。どうしよう,何しよう。・・・取りあえずキリシタンのふりをして真似てみた。賛美歌なんだろうか?その歌の中で十字を切ってみると,なんとなく清められた気分になる。
 ミサに出たのはこれが初めてだが,なかなか良いものですね・・・たまには。

 今日は平日だというのに,教会に入りきらないぐらいの人がいる。チェコの人は信心深いらしい。驚いたことに,パンク頭のお兄ちゃんまで十字を切って,膝をついて祈っている。偏見かもしれないが驚いた。

 上の写真は緑の広場である。花,野菜,果物,タバコ・・・etc.と大概のものは揃っている。みんな露店だけれど。ほとんどの物はグラム売りをしている。バナナもフサ売りではなくて一本から買える。
 普通の事なんだろうが,日本から来ると新鮮に感じるものである。一皿いくらの世界はここには無い。早速リンゴを一個買うことに挑戦!200g切ってたようだが,5kcだった。まあボラれたんだろうね?!少しは。日本だったら早速値切り交渉をするところだが,言葉が通じないと言うのはつまらないもので,半分満足,半分不満という感じでお金を払う。あーチェコ語が話せれば・・・と思うのである。
 早速皮をむいて食べる・・・マズイ!紅玉みたいに酸っぱいの。色は赤いのにね。料理やお菓子に使うものなのかもしれない。

 チェコの一人旅行では食べ物を粗末にすることが多かった。一つでも意外と量が多く,とても食べきれない(パンとか)。袋もくれないから鞄にも入れられない(持っていった方がいいよ)。でも,旅行中は持って歩けないし保存も利かないので捨てることが何度かあった。うーん,申し訳ない。そうだ,教会で懺悔しよう!(結局しなかったけど,だって喋れないもの)。


 本来シュピルベルク城へも行くのだが,今回カット。その後,メンデル修道院跡へ行く。(写真左)
 言わずと知れたメンデルである。ほら,エンドウ豆で遺伝子のどうのこうのというやつ。
 そう言えばメンデルスっていう人もいたなー。あぁ,あれは音楽家か。チェコの音楽家って,確かアントニオ・ドボルザークだったよなー?!などとどうでもいいことを思いながら,取りあえず中に入る。

 しかし,本当に修道院みたいな方に入って行ってしまったようで,おじさんに呼び止められてしまう。でも,もうこの頃には随分図々しくなっていて,本を見せて「ここに行きたい。」と悪びれる様子もなく聞くのである。
 おじさんはとてもいい人で,わざわざ出てきて案内をしてくれた。おじさん曰く「英語は苦手なんだ。」というが,確かなことは僕よりよく話せるということだろう。
 さて,ここは博物館というには小さな博物館である。門を入ってすぐ右手にある。見落とさない様に注意が必要だ。
 意外とここには日本人が来ているみたいで,サイン帳みたいなものに日本語でいろいろな人が一筆書いている。外語大学のチェコ学科の人が沢山来ているようだ。
 そりゃ,そうだよね。チェコ語も英語もろくにできないくせに,チェコまでふらふら来るのは僕くらいなものだろう。

 近くのバスターミナルでサンドイッチを買う。特にお腹は空いてなかったのだが,行列ができていたので買ってみた。パンを半分に切って,上にマスタード,下にピザソースのようなもの,その間にハムとタマネギが入っている。コッペパン位の大きさで10kc。味は・・・。やはり,日本のパンを期待してはいけないみたいだと悟る。パンがパサパサで飲み物が欲しくなる。でも全部食べた。(^^ヾ

 


 駅前のスーパーで用もないのに買い物をしてみた。色々食料品を買ってみたが,一番あたりだったのがパインの缶詰である。ポーランド製の物だが,安くて美味しい。少し甘いような気もするが疲れた時にはいいかも知れない。でも,やはりこれも量が少し多い。僕は食べきるまでに2日かかった。

 さて,2日目の夕食である。ホテルの下のレストランへ行った。別に手を抜いた訳じゃなくて,ガイドブックによればここがお薦めらしい。

 ガイドブックと同じ物を頼んだつもりだったのだが,違うのが来てしまった。チキンとチーズは合ってたんだけどね。
 夕食はスープと,チキンのステーキにチーズがのっかったようなものと,ライス,ベジタブルサラダ,ビールと珈琲。
 普通,こう頼むと珈琲は最後に来ると頭から決めつけていたのがいけなかった。珈琲もビールも最初に,しかも一緒に来てしまった。とほほ(^_^;)。それ以来,珈琲は最後と付け加える事にした。

 上のメニューで180kcだったような気がする。200kc払うと,トレーに20kc持ってきた。うーん。チップをいくらにすべきか!20kcといえば,日本円で80円くらいである。とっさに「それチップで・・・。」と言ってしまった。
 そうしたら,僕の担当は比較的若いお兄さんだったのだが,ドイツ語でベラベラしゃべり始めた。しばらくして終わったので,「僕はドイツ語分からないんだ。」というと,今度は英語で言い直してるみたいだ。「・・・・あなたのこれからの旅行が楽しく快適であるように・・・すばらしい旅行となりますように・・・サー。」などと言っている。うーん。80円くらいでサーの称号をもらっていいものか?!ありがたいが,回りに沢山人がいたので恥ずかしかった。
 取りあえず分かったことは,20kcはチップとしては多すぎるらしいということだった。そういえば,朝,ベットメイキングにチップを置いていったのだが,枕の横のテーブルにあったその10kc硬貨は灰皿の上に戻されていた。その額を2kcまで落としてみたが,プラハ以外の郊外では何処も取っていかなかった。郊外ではベットメイキングのチップの習慣がまだ無いのかも知れないなーなどと思ったのである。

 その割に好評だったのが折り鶴である。千代紙みたいな折り紙を沢山日本から持っていき,事あるごとにそれで折った折り鶴をあげたのだが,とても感謝された。十分チップになるらしい。(これはベットメイキングの人も持っていった。次にプラハのページに移ったときに,詳しい話をすることにする。)


読み疲れたけど,次へ進んであげる。

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