EC171で14:17にブルノへ到着した。新しい町へ来てまずすることは誰でも同じだと思うが,僕も同じようにホテル探しから始めた。日本から持っていったガイドブック頼りに,西へ東へとウロウロする。 しかし,ホテルはどこも一杯で,少しお高そうなホテルにも行ってみたが部屋は無いとのこと。ありゃりゃーである。 そうそう,こんな時はインフォーメーションセンターへ行くのが一番だ!と,駅前に在ったインフォメーションセンターへいそいそと足を運ぶのである。 さて,読者の皆さんは覚えているだろうか?僕はドイツで膝を痛めているのである。2〜30分も歩くともう足が動かなくなる状態なのだ。そんな訳で,インフォメーションセンターへ着く頃には,もう何処でもいいから空いてるホテルで休ましてくれー!ってな状態だった。(そんなことなら,最初のホテルで泊まっとけば良かったろーに。とお思いでしょう?僕もそう思います(^_^;)。) |
そんなこんなで紹介されたのがslovanという割とお高いホテル。一泊1290kcである。ゲゲッ!高い。まー,朝食込みだし,シャワーも付いてるから良いか,とそこに決める。もう一つホテルを紹介されたのだが,そこはなんと先程,インフォメーションセンターに着く前に断られたホテルだったのだ。ジーンズにベスト,肩掛けバックに汗ダラダラの疲れた顔をした東洋人は敬遠されたみたいだ。とても憤慨したこと第1号である。 slovanに行ってチェックインをする。最初レセプションで「予約してるんだけど。」というと,マジマジと見られた上,ホントかね?!って顔でなかなか手続をしてくれない。さっきのホテルといい,よっぽど汚く見えるのかなー?!と思いながらバウチャーを出したら,やっと信用してくれた。 ホテルの中は写真の様な感じである。テレビと電話とラジオがある。このラジオがなかなかどうして風流を感じさせてくれる?! |
さて,しばし休んだ後,夕食を求めて自由広場をウロウロする。美味しそうなレストランはいっぱいあったが何処も満員状態。一人だとなかなか席が無い。カウンターは空いているみたいだけれど,言葉の壁も見え隠れしているのでなかなかカウンターにつく勇気も無い。 チェコのマックは,ハンバーガーの大きさも内装もほとんど日本と一緒。「御一緒にポテトはいかがですか?!」とは聞かれなかったけど・・・。ビックマックのセットが65kc。意外とこちらでは高価な物らしい。子供にだけ食べさせて,自分は飲み物だけ飲んでいる(あるいは見ている)お父さんがあちこちにいる。少し申し訳ないような気になる。・・・たまたま出くわしただけなのかもしれないが・・・。 ホテルへ帰る前に何でも屋さんみたいな所へ寄って,水とチョコレートを買ってみた。水が12.90kc,チョコレートが15.90kcだった。チョコレートにしても,アメリカ製などはかなり高い,東南アジア,ポーランドなどからのが比較的安いようだ。 |
6日はブルノをブラブラ歩いてみた。8:00にはホテルを出て,目指すは聖ヤコブ教会。途中にもトーマス教会があったのだが,こちらはミサの真っ最中で入り口には人があふれていた。何となく入りづらかったので通過し,聖ヤコブ教会へと向かう。・・・でも,こちらもミサの真っ最中。 無信仰の日本人旅行者としては,何をやって良いのかよく分からない。観光客も意外と沢山いたが,彼らもキリシタンの様だ。聖水を手に付け十字を切っていた。・・・うーん。どうしよう,何しよう。・・・取りあえずキリシタンのふりをして真似てみた。賛美歌なんだろうか?その歌の中で十字を切ってみると,なんとなく清められた気分になる。 今日は平日だというのに,教会に入りきらないぐらいの人がいる。チェコの人は信心深いらしい。驚いたことに,パンク頭のお兄ちゃんまで十字を切って,膝をついて祈っている。偏見かもしれないが驚いた。 |
|
上の写真は緑の広場である。花,野菜,果物,タバコ・・・etc.と大概のものは揃っている。みんな露店だけれど。ほとんどの物はグラム売りをしている。バナナもフサ売りではなくて一本から買える。 チェコの一人旅行では食べ物を粗末にすることが多かった。一つでも意外と量が多く,とても食べきれない(パンとか)。袋もくれないから鞄にも入れられない(持っていった方がいいよ)。でも,旅行中は持って歩けないし保存も利かないので捨てることが何度かあった。うーん,申し訳ない。そうだ,教会で懺悔しよう!(結局しなかったけど,だって喋れないもの)。 |
本来シュピルベルク城へも行くのだが,今回カット。その後,メンデル修道院跡へ行く。(写真左) しかし,本当に修道院みたいな方に入って行ってしまったようで,おじさんに呼び止められてしまう。でも,もうこの頃には随分図々しくなっていて,本を見せて「ここに行きたい。」と悪びれる様子もなく聞くのである。 近くのバスターミナルでサンドイッチを買う。特にお腹は空いてなかったのだが,行列ができていたので買ってみた。パンを半分に切って,上にマスタード,下にピザソースのようなもの,その間にハムとタマネギが入っている。コッペパン位の大きさで10kc。味は・・・。やはり,日本のパンを期待してはいけないみたいだと悟る。パンがパサパサで飲み物が欲しくなる。でも全部食べた。(^^ヾ
|
駅前のスーパーで用もないのに買い物をしてみた。色々食料品を買ってみたが,一番あたりだったのがパインの缶詰である。ポーランド製の物だが,安くて美味しい。少し甘いような気もするが疲れた時にはいいかも知れない。でも,やはりこれも量が少し多い。僕は食べきるまでに2日かかった。 さて,2日目の夕食である。ホテルの下のレストランへ行った。別に手を抜いた訳じゃなくて,ガイドブックによればここがお薦めらしい。 ガイドブックと同じ物を頼んだつもりだったのだが,違うのが来てしまった。チキンとチーズは合ってたんだけどね。 上のメニューで180kcだったような気がする。200kc払うと,トレーに20kc持ってきた。うーん。チップをいくらにすべきか!20kcといえば,日本円で80円くらいである。とっさに「それチップで・・・。」と言ってしまった。 その割に好評だったのが折り鶴である。千代紙みたいな折り紙を沢山日本から持っていき,事あるごとにそれで折った折り鶴をあげたのだが,とても感謝された。十分チップになるらしい。(これはベットメイキングの人も持っていった。次にプラハのページに移ったときに,詳しい話をすることにする。) |