プラハその1


プラハについては,日程順ではなく記述しております。

 ホテルを出て,トラムで駅まで来たが,やはり最初に目指すところは旧市街か?!・・・プラハ城は遠いしな・・・。そうだ,天文時計を見よう!てな訳で,ノコノコ旧市街へ歩いていく。左の写真はその天文時計である。本によれば1490年に,天文学者でもある時計職人ハヌシュが作ったと書かれている。また,この時計があまりにすばらしかったため,議会が他の町に同じような時計を作られるのを恐れて,彼の目を潰してしまったという伝説があるらしい。
 うーん。才能を持っているっていうのも,考えものだなー・・・。などと思いながらマジマジ眺めるのである。

 この天文時計はからくり時計のようにもなっている。この写真では見づらいかもしれないが,右の方の真ん中より上あたりに死神がいて,時を告げるときに,こいつが手に握っている紐を引っ張る。そうすると,時計の上にある二つの窓が開いて,人形が動くのが見えるのである。相変わらず文章表現が下手だが,とても面白いので是非行ってみて欲しい。

 このからくり時計は,毎正時に動くのだが,結構いい加減らしく,僕の時は7分遅れた。
 気長に待とう。

 ふと見ると,回りではあちこちでソフトクリームを売っている。チェコのソフトクリームはこってりしていてとても美味しい。色々な種類があるので試してみたらどうだろう。一つ20〜40kc(駅前や旧市街では)なのでかなり高価な方に入る。でも,ちょっと郊外にいくと,この価格が4分の1から5分の1になる。


 外からは飽きるほどこの時計を眺めたし,ソフトクリームも食べ尽くしたことなので,この時計の中を見てみることにした。なぜか受付は1階にない。延々階段を昇り,やっと上から旧市街の広場を眺められる所に出た。
 写真のように,展望台はかなり高いところにある事がおわかり頂けると思う。眺めも良く,地図を広げながら,「次は何処にいこーかな・・・あーいって,こういって・・・。」などとするのにはちょうど良い。
 意外と全部ウロウロ歩き回っていたようで,近くに行くところは余りなかった。で,そろそろプラハ城を見に行こうと決めるのである。

 プラハ城へはトラムで行くのが一番手っ取り早いようだが,折角来たのでカレル橋を通って行くことにした。
 お土産屋さんなどを冷やかしながら,石畳を歩くのである。プラハの町は馬でも通るのであろう。道のあちこちに,馬の×××が落っこちているので,下をよく見ながら歩いた方がいいかも知れない。


 さて,左の写真はカレル橋である。ここはスリが多いので注意が必要です。それに,話には聞いていたケチャップ強盗みたいなのもいる・・・んじゃないかと思います。僕は後を付けられました。
 瓶のケチャップを手に持ってうろついているので,ちょっと見ただけで分かりますけど・・・。ケチャップ強盗ではないのなら,あのケチャップはなんなんでしょうね?日本でいえば,高校生のようなグループだったので,もしかしたらゲーム感覚でやっているのかも知れませんね。止まって睨んだらどっかいっちゃいました。皆さん気を付けましょう。

 とはいえ,カレル橋は天気が良ければとてもいい眺めです。目の前にはお城が見えるし,橋から眺める川はとてもすがすがしく感じます。また,橋の両側には至る所に彫刻があり,美術好きの人も楽しめるのではないかと思います。

 プラハに限って言えば,日本人観光客もチラホラいらっしゃいます。特にお年寄りの方々が来ていらっしゃるようです。それ以上に目立つのが,ドイツ人観光客と,中国人系(私には何処の国の方なのか区別ができませんので)の観光客です。ドイツは国が接しているので,まー当然なんでしょうが,中国系の人がかなり多いのには驚きました。その他の町では,東洋系の人にはまず会いません(会わなかったと言った方がいいのでしょうか?)。
 ともあれ,旧市街なんかでは日本語を耳にする機会が多いですし,シャッターを押してもらうのを頼むのにも不自由しなくて済みますよ。それ以上に,ツアーのガイドさんが説明しているのを遠巻きに聞けるので,歴史や背景が分かって結構楽しめます。本当は聞いちゃいけないんでしょうけどね。

 


その1を読んじゃったので,その2も読んでみようと思う。

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