チェスケーブディヨヴィツェへ

Ceske Budejovice(チェコ記号省略)


 長いこといたプラハも離れることになり,今日はCeske Budejoviceへ向かう。
 朝9:15発の電車なので昨日は早めに休んでおいた。ホテルを7:45にチェックアウトし,トラムに乗って駅へ向かう。

 例のごとく筆談で切符を買った。Ceske Budejoviceまで72Kc,169kmの移動である。
 切符を買うとホームへ向かうが,ちょっと様子が変だ!9:15の電車は掲示板に出ているのであるが,行き先が違う。
 「おいおい,朝から冗談じゃないよー!」少し焦る。
 ホームへ上がり,周りにいた人に聞くが,やはりCeske Budejoviceへは行かないとのこと。「・・・でも,トーマスクックの時刻表に出てたし,出発時間も合ってるもんなー?!・・・何々?・・・この電車に乗って,ベネチョフで乗り換えろ?!」乗り換えれば行くのかー・・・。でも,乗り換えろったって,ベネチョフなんて駅知らないし,乗り換えの電車だって分かんないからなー。うーん,どうしたもんか・・・。もういっぺん,今度は車掌さんに聞いてみよーっと。

 

 ・・・車掌さんも,やはりこの電車ではCeske Budejoviceには行かないと言う。それに,今度は違う電車に乗って行けと言われる始末。・・・乗り換えっていうのも危ないなー。違う電車でも探すしかないか!
 それにしても,トーマスクックに載っていた電車が無いなんて,初の経験だ。でも,列車が変わってしまってることには間違いなさそうだ。まあ,時間は余裕をみて来てるから良いのであるが,折角荷造りした荷物をほどいて,また時刻表を探すのが面倒である。
 しばし,トーマスクックとにらめっこする。次は11:05だ。駅の掲示板で確認すると,これはあった。「良かった,良かった!ふー。・・・(^^ヾ」でも,2時間も先だよー!たまらんなー。その間に観光でもしようかなー?なんて思っていたのだが,近場の観光スポットはもう行ってしまったし,少し遠いのは10:00開場で,しかもガイドツアー。・・・行ったら電車に乗れないよなー!
 ・・・結局,仕方がないので駅のベンチで2時間潰すことになる。その間に,駅構内のスタンドで,でっかいソーセージとパンを買って食べる。・・・無くなるとバナナを買って食べる。・・・あー退屈だ。

 電車のホーム入りが早かったので10:26には車内にいた。今日は曇りなのでとても寒い。こちらの方は,日が射さないと気温が全然上がらない。Tシャツ,長袖シャツ,ベスト,マウンテンパーカーと,意外と着込んでいるのだが,少し肌寒い。
 この乗った電車は,今まで乗った電車で最低最悪の車両だった。乗った場所が悪いのかもしれないが,汚いし,トイレの匂いが車内に充満していて窓を開けずにはいられない。今日は出足からついてない。

 やはりこの日はハプニング続きの日であった。Ceske Budejovice行きのこの電車に乗っていると,途中の駅でぞろぞろと人が降りだし,車内に残っているのは2,3人になってしまった。「あれれ,みんな降りちゃうんだ?!」
 窓から見ていると数人ドイツ語で話しかけてくるが,何言っているのか分からない。しばらくすると,英語のできるおじさんが,「早く降りなさい!この電車はここで終点だ。」という。「えっ!だって,検札でもCeske Budejoviceに行くって・・・」もうチンプンカンプンである。この電車でCeske Budejoviceに行くことを伝えると,おじさんは「Ceske Budejoviceには,ここからバスに乗り換えて行くんだ。」とのこと。なぜなのかよく分からずに,立ちつくす。そんなはずはない,この電車の行き先表示は確かにCeske Budejoviceになっていたはずだが・・・。しばらく頑張って車内に残っていると,そのうち車掌さん?(女性)が来る。・・・どうやらチェコ語で話しかけてるみたいだ。何となく身振り手振りで終点であるということは分かった。バスに乗り換えろと言っているような気もするが,少なくともこの電車はこの先には行かないようだ。
 13:00,急いで電車を降りると,人の流れを見失わないように急ぐのである。

 

 「なんだよ,またバス代払うのかい!ちぇっ!」とふくれてみるものの,乗り換えさせられるんだからものは試しだ,鉄道の切符を見せてみようと思いたつ。結局数台あるバスのうち,一つを指さされ乗れと言われる。よく見ると,だれも切符を買う様子もないし,鉄道の切符を見せるヤツもいない。・・・一体どうなってるんだか・・・。
 バスに乗り,今乗ってきた鉄道をよく見ると,貨物車と一等車両部分が無くなっている・・・。はてはて?同じバスに乗った人達も,皆不思議がっており,バスの中はいろんな言語が飛び交っている。Ceske Budejoviceという名前あちこちで聞こえるので,取りあえずこのバスはCeske Budejoviceに行くみたいだ。ここの駅はHermaniokyと書いてあったような気がするが,トーマスクックにも載ってなかったのでよく分からない。

 バスに乗り,しばらく車窓を見ているとこのバスは線路に沿うように強引に細い山道をひた走っている。何か変だ。もっと走りやすい道だってあるだろうに・・・。ここは単線なのだが,しばらくレールを眺めていると線路工事しているのが分かった。近くにいた外国人は「ストかな?」とか話していたが,どうやら単線工事のために,振替輸送しているようだ。少しホッとする。このまま乗っていけばCeske Budejoviceには行けるだろう。
 乗っていると,このバスは鉄道の停車駅に一つ一つ停車していく。うんうん。大丈夫だ。しばらく乗っているとタボールにまで来てしまった。ここにも寄りたかったのだが,時間の関係で今回は寄らないことにしていたので,予期せず町並みが見れて少し嬉しい。修学旅行のバスに乗っているように,窓に張り付いて外を眺めるのである。
 このままCeske Budejoviceにまで行くのだろうと思っていたのだが,結局14:12,Plana and Luzniciだったかな?この駅でまた電車に乗り換えさせられた。気弱な私は,またしつこく車掌にCeske Budejoviceに行くのかな?って聞くのであるが,今度は大丈夫そうだ。このまま乗っていればいいみたいだ。
 これが,チェコ旅行中最もドキドキした体験である。


 Ceske Budejoviceに着いた。こんな調子じゃホテルもだめかな?なんて思っていたのだが,お目当てのU solne branyというホテルに泊まることができた(写真右)。ガイドブック通り690Kcであった。プラハに比べるととても安い。
 荷物をおき,もう習慣になってしまった散歩に出掛ける。旧市街をうろつくが,あまり見物はない。でも,プラハ,ブルノといった街よりもずっと落ち着いていて,僕はなぜかこれらの街よりも好きになれた。
 これも習慣になったが,取りあえず近くのデパートで買い物をする。Priorというデパートだ。水,バナナ,コンビーフ(実はポークだが),ポテトチップを買う。このポテトチップは昔の素朴なポテトチップという感じだが,とてもしょっぱかった。カレルU広場で地ビールを飲む。アメリカのバドワイザーではない,元祖バドワイザーだ。今まで飲んだチェコのビールの中では最も美味しい。これが12Kcである。ちなみに,コーラが15Kc。未成年でなければ,絶対ビールがお薦めである。

 部屋に戻るとなぜかかなり疲れており,まだ18:00だというのに寝てしまった。起きたのは翌朝6:00だった。

 


チェスケーブディヨヴィツェでは何処に行ったの?と好奇心から次へ進む!

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