9/16 さて,街へ出てみると,なにやら騒がしい。飾りのついた馬車なんかがいる(写真上から3枚目)。よくよく看板を見る。「なになに,オクトーバーフェスタ?ふーん,お祭りか・・・。」 |
まず最初にレジデンツへ(写真上)と向かう。ここの祖先画と古美術の間を見たかったためである。行ってみると、古美術の間よりも祖先画の方がインパクトがある。古美術の間は壁に描かれている絵がすごいが、彫刻はそんなでもなかった。 取り敢えず見るものは見たので、今回の本命であるハウス・デア・クンストへ向かうのである。正直言ってしまえば、ここさえ見れればあとはどうでもよかったのである。(^_^;) いざ入ろうとすると、IDカードを使っても入場料が10DMと意外と高い。他の美術館はIDカードを使うと高くても3DM位なので、かなり高く感じる。もっとも、日本で見ると10DMなんかではすまないので、しりごみしたもののやっぱり中に入るのである。 入るとやはり高いだけのことはある。Paul Cezanne, Amedeo Modigliani, Georges Braque, Koger dela Fresnaye, Chaim Soutine, Henri Matisse, Henri Rouseau, Georges Seurat, Paul Gauguin, Pablo Picasso, Henri de Toulouse, Pierre -Auguste Renoir, Edouard Monet, Claude Monet etc..と、あげればきりがない位の画家の絵がある。中でもやっぱりピカソの絵が良かった。ピカソの若いころからの作品が、年代順に並んでいて、本でしか見たことのない「ピエロ」(正式名称は違うかもしれませんが)なんかもあって、ただただ溜め息しかでない。ピカソが若いころ、まともな(これも失礼だが)絵を書いていたことは有名だが、ここに展示されている中では、1907年の26才位から変わっているようだ。
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この美術館に来て驚いたことがある。というのも、絵にガラスがかかってないのである。日本で展示する場合には、大抵額にガラスをはめるか、ショーケースのようなところに絵が入れられていることが多いが、ここのにはほとんどそういうものが無い。かといって近づけないかというとそうでもなく、壁から4〜50cmのところの床に線がひいてあるだけなので触ろうと思えば触れるだろう。日本人から見れば無防備にしか見えないが、こちらの人のマナーがしっかりしている証拠なのかもしれない。 次はノイエピナコテークに行く(学生1DM)。ここにはゴッホのヒマワリがある。これは写真でしか見たことはないが、実際に見ると油絵の具を山のように塗り重ね、ヒマワリが立体的にみえる。これ一枚で来たかいがあったように思う。
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ふと気付くと7時半、まだ時間はあるな。夕食にでもするか・・・、まだピザが胃にあるんだけどな〜・・・。
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